物流用語集

か~こ
  語句 意味
回収物流 不良品や廃棄物、リサイクル物質の回収する際の物流のことを言い、区分けとして、リユース(再利用)・リサイクル(再資源化)・リデュース(廃棄物発生抑制)を目的とする静脈物流とも呼ばれる。
  海上運送事業 一般的には定期船による輸送と、不定期船による輸送との2種類に大別される。船舶による輸送のうち航行通路が海洋の場合に海上運送といい、海上運送事業が海上運送法により規制されるのに対し、国内沿岸の海上運送を行う内航海運事業は内航海運業法に規制されている。
  海上運送法 1949(昭和24)年に施行され、海上運送事業の運営を適正かつ合理的なものにすることで、海上運送の利用者の利益を保護することを目的としている。又、海上運送事業とは、船舶運行事業、船舶貸渡業、海上運送取扱業、海運仲立業及び海運代理店業の5つを規定している。
  回転棚 主に軽貨物を取り扱うものとして、水平に多段の容器を持つ棚が回転する水平型回転棚と、縦に回転する垂直型回転棚がある。いずれも人が棚にアプローチする必要がなく、棚が回転しながら出庫あるいはピッキング点に移動してくるものを指す。
  回転ラック 水平回転ラックと垂直回転ラックの2種類がある。ひとつながりになったいくつかの棚を回転運動させ、必要な棚を入出庫やピッキング点に移動させるもので、自動ピッキングを可能としたものもあり、省スペースでの稼動が可能であり、保管効率アップに繋がる。
  帰り便

主にチャーター便の運行について、発地から着地までの片道の運行を「行き便」、着地から発地までの片道の運行を「帰り便」と呼んでいる。事業者間の取り決めで、トラック毎に「帰り便」を準備しておくことなどをすることもあるが、

地域によって商品の需要量が異なり、帰り便が手配できない場合も多く発生してしまっている。
  かご車 ロールボックスパレットとも呼ばれる。仕分場の一時保管とトラックへの積込場までの搬送に用いられる運搬台車の一種で、格子状または網状のスチール製の枠で作られたかご状の容器にキャスターを取り付けた構造となっている。
  貸切トラック 荷量と運行距離にて設定される運賃とは異なり、トラック車両を要求された区間・日程に合わせて貸し切ることを指し、主に、観光や移動を伴う舞台など公演日程に合わせて一定期間必要とする場合に使われることが多い。
  過剰在庫 安全在庫として設定した在庫水準が、取扱量の変化等により、適正在庫値を超えた在庫。
  カットオーバー 新たに開発された情報システムが稼動を開始、またはその時期のこと。システムを開発・導入に際して、旧システムから新システムに移行したりする場合に使われる。
  カートスタッキング 台車に商品を積み付けた状態で出荷する事。
  カートピッキング 台車を使用して、商品の荷揃え(ピッキング)作業を行う事。
  カートン 商品を保護、商流単位として梱包する場合に使用するダンボール等の箱のこと。
  貨物運送取扱事業法 平成2年12月施行され、各運送事業法(道路運送事業法、通運事業法、航空法、海上運送法、内航海運業法等)ごとに規定されていた運送取扱事業の制度を、事業規制の簡素化・合理化を目的に統合された事業法。区分として、貨物運送取扱事業を利用運送事業(許可制)と運送取次事業(登録制)がある。
  貨物自動車運送事業法 平成2年12月、道路運送事業法からトラック事業について事業の免許制を許可制に改めるなど、経済的な規制が緩和されたことにより、輸送の安全確保を目的に社会的規制を強化し事業の自己責任を明確にした。
これにより、従来の路線トラックと区域トラックの事業区分を廃止し、区域トラックでの貨物積合せが可能となった。
  貨物追跡システム 輸配送中の貨物について、集荷から配達までのそれそれのポイントでデータ入力することにより、輸配送状況を把握できる事が可能したシステムのこと。荷主に対しての品質向上に役立つものとして、事業体によって導入されている。
  通い容器(通い箱) 企業が独自で開発・購入し、リユース(再利用)されながら使用している輸配送用の容器。オリコンなどもその1つ。
  緩衝材 輸送の過程で積み荷を安定させ、商品を保護するためにウレタンなどの素材にて作られたもの。
  幹線共同運行 共同運航運行方式のことを言い、同じ路線を持つ事業者が共同して運行すること。
  幹線輸送 拠点での荷を大量に集め、別の拠点へ大量輸送機器で運搬する、拠点間の輸送のこと。
危険品倉庫 倉庫業法では、七類倉庫になり、建屋・野積・貯蔵槽・冷蔵など倉庫により危険物・高圧ガスなどを保管。又、保管する物品の種類によって、消防法・高圧ガス保安法・液化石油ガスの確保及び取引の適正化に関する法や災害防止法の第1種事業所である場合などは、関係法規の要求を満たしていなければならない。
  危険物 消防法・高圧ガス保安法・労働安全衛生法・毒物及び劇物取締法・火薬類取締法・危険物船舶運送及び貯蔵規則・船舶による危険物の運送基準等を定める告示。航空機による爆発物等の輸送基準を定める告示。航空機による放射性物質等の輸送基準を定める告示。建築基準法施行令等によって規制されている。
  危険物輸送

危険物の輸送は法律により方法、条件の定めがある。所管官庁は通商産業省、消防庁、厚生省、科学技術庁などで、その法律は火薬類取締法、高圧ガス取締法、消防法、毒物および劇物取締法、放射線障害防止法、薬事法などである。

これらの法律により、危険品の種類・数量の表示、有資格者の乗車・検査・立ち会い義務、輸送経路の届出、消火器の設置などがそれぞれに定められているので、爆発物、高圧ガス、液化ガス、溶解ガス、引火性液体、可燃性固体、自然発火性物質、腐食性物質、その他の危険性物質を扱う際には、対象となるものについての法的要求部分の確認が必要。
  寄託 受寄者が寄託者のために物を保管することを約し、それを受け取ることによって成立する契約のことを言い、民法上寄託契約を「当事者の一方が相手方のために保管することを約して、ある物を受取ることにより成立する契約」を民法657条で定めている。倉庫業者は倉庫寄託約款を定めてあらかじめ運輸大臣に届け出る義務を負っており、寄託者はその倉庫の寄託約款を承認の上、寄託申し込みをするのが原則とされている。
  キッティング作業 キッティングとは「装置」と言う意味をもち、物流機器のネットワ-ク環境を整える。又は、機器を提供、作業をアウトソーシングにより一手に引き受けることを指す。
  求貨求車 空車情報と拠点にある貨物情報を提供しあい、運行効率を上げること。それらのネットワークをつないで行うシステムを求貨求車システムと言い、企業内でのシステム展開もしくは特定の企業通しが提携して実施されている。
  業界VAN VAN=value added network付加価値通信網と言われており、通信サービス業者が効率のいい伝送サービスを提供し,異なるコンピュータ同士を接続する通信手順の変換を行うことで、付加価値を付加した通信サービス。これによりメーカーと卸業者間での受発注から請求などの合理化が図れる。
  共同配送 特定の商品や地域を対象に個別の配送を行ってきた複数の企業が共同化することで、まとめて届け先へ配送すること。これにより、ローコストやサービス向上を提供し、企業の配送コスト削減がされるとされ、現実的には拠点や輸送条件等の問題により実施困難なケースが多い。
  均一運賃 輸送距離とは関係なく、区間を通じて均一の運賃を採用するものとされており、近距離輸送の費用面ではあまり差がなく、市内路線バスなど一定区間で採用されるケースがある。
グリーン調達

環境負荷の少ない製品、部品、原材料、サービス等を優先して購入することを「グリーン購入」という。

2001年にグリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)が制定されて、国や地方自治体及び企業等における物品・サービスの調達の場合には「グリーン調達」と呼ばれている。
  グリーンロジスティクス

地球環境に優しいロジスティクスを指す。トラックの排気ガスや騒音の規制、容器包装の削減、資源部品のリサイクルを徹底するロジスティクスの考え方をいう。

トラックの輸送を船舶・コンテナ船・鉄道輸送へ転換する「モーダルシフト」が増加している。
  クール便

保冷が必要な荷物を、保冷対応できる設備、車輌によって荷物を届けるシステム。主に定温、冷蔵、チルド、冷凍の4種類の温度帯がある。ただし、配送するための車輌は定温(温度を保つ)機能しかないため、荷物を出す場合は指定する温度まで荷物を冷やした状態で業務依頼をする必要がある。

ヤマト運輸・佐川急便・ゆうぱっく等が有名。
  クレーン 動力を用いて荷を吊り上げ、上下または水平移動する機械をいう。地上のオペレーターが運転する方法と、クレーンに乗りみ運転する方法がある。
  クロスドッキング

納入企業から届けられた商品をパレットやケース毎、そのままの状態でトラックに積み替えし、店舗に配送する物流施設をいう。効率的に行うには、メーカーでのパレット構成変更、発注等のEDIデータ転送が必要となる。転送単位がパレット、ケースの違いにより、パレット・クロスドッキング、ケース・クロスドッキングに分かれる。

クロスドッキングは商品保管を行わずに、小売業の流通センターはこれまでのストック型からスルー型に変わり、在庫の圧縮が図られるなど小売業にとって効果は大きい。
計画配送 受注してから出荷指図してその都度配送を行わずに、事前に配送ルート、配車、運行、配送時間等を決めておく配送方式をいう。通常、受注の締めの時刻を設定し、一定時間後に配送する形式をとり、その間に出荷作業を行う。
  ゲインシェアリング 3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)などが物流委託を受けて業務を行う際の成果報酬をいう。
  ケースピッキング

段ボールなどのケース単位に行うピッキングをいう。

単品ごとに行うバラピッキング、パレット単位ごとに行うパレットピッキングに対応する言い方もある。
  ケースラック 商品をケース単位で保管する場合に使用する棚をいう。
  結束 複数の物品を紐やワイヤ、テープ、バンド等でまとめて縛ること。大量処理には結束機を使用する場合がある。
  欠品 受注やピッキングに際して、該当商品の在庫が不足して納品出来なかったアイテムの事をいう。
  検品 品物の入庫・出荷の際に、指示された内容と商品・数量が合っているか検査する事をいう。商品の納品の際、その商品が発注した規格を満足するかどうかの性能・品質・数量について受取り側が行う現品検査。梱包したままの数量検品では、物流商品コード用のバーコードシンボルやバーコード納品ラベルが使用されている。
  検針 検針機をつかい、商品に縫い針等が混入していないかを検査することをいう。主にアパレル製品で行われている。
コア・コンピタンス 企業が抱える複数事業のうち、最も他社との競争力を持つ中核事業という。他社に真似できない自社だけの価値提供ができる中核能力をいい、ここに経営資源を集中投資し、不得意分野は外部委託する経営戦略を「コア・コンピタンス戦略」という。
  高層ラック 空間格納スペースを高めるために棚を立体高層化したラックをいう。商品の入出庫・保管は、スタッカークレーンを使用して行う。
  高度道路交通システム(ITS) 情報・通信技術を活用して、人と道路と車を結びつけ、自動車交通の安全性や輸送効率、環境保全を高める次世代交通システムをいう。9つの開発分野で構成されており、路上や車両にセンサーを設置して道路の交通情報を車両に警告し事故防止を行う走行支援道路システム(AHS)、料金所から出る電波を車両に取り付けた受信機で料金の支払を行う自動料金収受システム(ETC)、道路の渋滞情報などを提供する道路交通情報通信システム(VICS)などがある。
  港湾運送事業 荷主または船社から受託して、港湾にいて貨物の船積み、陸揚げ、荷捌き等を行う事業をいう。港湾運送事業法では、一般港湾運送事業、港湾荷役事業、はしけ運送事業、いかだ運送事業、検数事業、鑑定事業、検量事業の7種が規定されている。
  港湾倉庫 沿岸倉庫、埠頭倉庫、岸壁倉庫などとも呼ばれており、船舶輸送にかかわる貨物を保管するために港湾に立地する倉庫をいう。内陸倉庫に対比する呼び名である。
  国際航空貨物代理店 航空貨物の受け渡しに関して、航空会社の業務を代行する事業者をいう。流れとしては荷主から受取った貨物を検才・検量の上、航空積荷受取証(AWB)を作成して航空上屋に搬入。通関後、運送書類とともに航空会社指定の保税上屋に搬入。
  国際複合一貫輸送 単一の輸送契約のもとで特定の運送品を、陸・海・空の複数の輸送手段を効率的に組み合わせて最終仕向け地まで一貫して行う2国間の貨物輸送サービスのことをいう。荷主のメリットとしては、輸送区間における責任の所在の一元化、コスト削減、手続の簡素化等がある。
  小口多頻度配送 コンビニエンストアへの配送など、受発注単位が小さく、毎日配送を行うといった少量の商品を多頻度で配送(納品)すること。小売店ではPOSシステムやEOSシステムの導入により、迅速・正確な商品管理が可能となり、必要な時に必要な量の商品を納品してもらう方が、店舗での発注や陳列作業の作業効率が向上する。
  個建 ひとつひとつの個数単位で貨物を管理することをいう。
  固定ラック 固定ラックとは床に固定される棚をいう。保管物の寸法や重量、保管量、入出庫頻度、品種数、ピッキングの有無などの利用状況にあわせ、多様な種類がある。保管物の寸法に合わせて組み込み、取外しができるものが多く、空間の有効活用、荷役作業の省力化等の効果があります。
  固定ロケーション 物流センターなどにおいて、商品の保管場所が商品ごとに一定の位置に保管する方式をいう。定番商品や高回転率商品を保管するのに適している。
  庫内レイアウト 物流センター内の商品の在庫配置やマテハン機器の配置などを経済性や運用性から最も合理的に配置することを言う。構成要素としては、保管設備、仕分けピッキング設備、帆走設備、情報設備、作業や搬送のスペース、事務所、コンピュータ室などがある。
  コールドチェーン 生鮮食品や冷凍食品などを、収穫・生産段階から卸・小売の流通段階を通じて消費者まで、一貫して適正な低温で輸送、保管するシステムをいう。そのための施設・機器の開発とシステム構築が進められている。
  小分け 商品を顧客が必要とする単位に分けて出荷することをいう。
  混載便

複数の荷主の異なる多くの商品を、貨物としてひとつの輸送機関に積み合わせ輸送する方式をいう。

鉄道、船舶、航空、車輌いずれもこの混載には対応できるようになってはいるが、これらを安価で運用するためには高度な積み合わせ技術が必要。特に自動車による混載はきわめて高度で、制度的に自動車による混載輸送システムが整うのは先進国のみである。
  コンテナ船 コンテナ貨物を輸送する船で、混載船、セミコンテナ船、フルコンテナ船の3種がある。これを荷役方式によって分類すると、コンテナをクレーンによって上下方向に荷卸しするリフトオン・リフトオフ(LOLO)船と、トレーラーやフォークリフトによって水平に荷卸し作業を行うロールオン・ロールオフ(RORO)船とに分けられる。
  コントラクト・ウェアハウス 米国で最近台頭している物流行の新しい営業形態。自社倉庫、1社配送といった非効率的な物流を改善するために考え出された。食品、家庭用品、ビジネス用品などの直接競合しない異業種のメーカーの委託を受け、保管・配送を協業化して運営することをいう。通常1社のコントラクト・ウェアハウスは20~30社のメーカーから委託を受ける。
  コンベア 段ボール箱などの個数貨物、粉粒体などのばら撒物、袋物、パレタイズ品、コンテナなど貨物を連続運搬する機械をいう。運搬においては水平、垂直、直線、曲線、斜向と構造によって選択することができる。代表的なものとして重力を利用した簡単なグラビティコンベア、動力を利用したベルトコンベア、ローラーコンベア、チェーンコンベア、空気を媒体としたニューマチックコンベアなどがある。
  梱包 輸送を目的とした木製容器、鋼製容器、段ボール容器などによる包装。荷づくりともいう。



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